東京都福生市 武蔵村山市 羽村市
立川市 昭島市などにまたがり
所在するアメリカ空軍基地を
横田基地と呼びます。
日本の航空自衛隊と
アメリカ空軍の共用の施設です。
敷地面積は東京ディズニーランドとシ-
が 7個入るほどの大きさだそうです。
沖縄県以外では 国内最大の
アメリカ空軍基地で そのほとんどが
国有地で占められています。
東京都の調査では2005年のデータで
軍人3600人 軍属700人
家族4500人 日本の従業員2200人の
合計11000人で構成されてるそうです。
よくアメリカの重要人物が
成田や羽田でなく この横田から
入国するのは周知のとおりです。
更に大統領専用機でバイデンさんや
トランプさんが横田に出入りしても
日本への入国は
日米地位協定により行っていません。
この横田基地を中心にした
進入管制業務の範囲を横田空域といい
正式には「 横田進入管制区 」と
いいます。
この横田基地や
神奈川県の米軍厚木基地に
離着陸する米軍機などを管制する
空域として 米軍が管理しています。
空域の範囲は 東京 埼玉 神奈川
群馬  栃木 福島 新潟 長野
山梨 静岡の
1都9県にまたがっています。
高度は約3,700mから 
最高7,000mまでを米軍が
管理下に置いています。

 

ここの空域に 日本の民間機が
飛行するには
米軍の許可が必要であるため
航空会社の定期便は 横田空域を避けて
飛行することになります。
首都圏周辺の広大な空域が
米軍の許可なしで
日本の航空機が飛べず 管制も日本側が
できないこと自体が安保条約の下で
日本の空の主権が侵害され
米軍の拠点とされている証です。
まさかと思いますが首都圏の上空は
米軍に支配されているのです。
信じられない人もいると思いますが
首都圏における 米軍の支配空域を
「横田空域」と呼び 日本の航空機は
米軍の許可なしでは 
その空域を使うことはできません。

今から45年程前 横田空域内で
現在の横浜市青葉区で米軍ファントムの
墜落事故が起こり
死者2名 重軽傷者6名 家屋全焼1棟
損壊3棟という
大事故だったのにも関わらず
パラシュートで脱出した米軍2名は
いつの間にかアメリカへ帰国し
何の音沙汰もなし。
これに被害者たちは 裁判で事故の
調査報告書の公表を求めました。
しかし 日付も作成者の名前もない
報告書の要旨が示されただけで
正当な補償もありませんでした。
「日本の空」が戦後70年経った
現在でも完全に米軍に支配されている
ということがこのことからも理解でき
法律の条文にも記されている事実です。
要するに米軍機は日本の上空において
どれだけ危険な飛行をしても
それは合法であり問題はない。
70年という歳月が経ったにも関わらず
昔のままの日米協定や安保協定などを
見直さないこと自体 おかしなことで
見直す時期に来ているのでは
ないでしょうか。
これを働きかけるのは
国会や政府の仕事だと思いますが?