不特定多数が出入りする
駐車場での事故は交通事故全体の
約3割を占めています。

 

駐車場内で交通事故に
遭ってしまったら
まず当事者が負傷したかどうか
確認し必要であれば救急車を
呼びましょう。
次に行うべきことが
警察への連絡です。

道路交通法は適用されません
が 後々のことを考えて
必ず警察呼んで事故証明を
しなければいけません

人身事故の場合

  1. 負傷者の救護

  2. 警察への連絡・救急車の手配

  3. 実況見分・現場検証

  4. 保険会社への連絡

人身事故が起きた場合
駐車場であっても公道であっても
まず大切なのは負傷者への対応です。
そのため最初に負傷者を救護し
負傷者の状況にあった対処を取る
必要があります。
病院へ行く必要があるなら救急車
呼び そうでない場合は
警察や消防
へ連絡を入れます。
警察が現場へ来たら実況見分
(現場検証)
が行われます。
病院へ行かなくても大丈夫な
場合は参加して 事故の正確な
情報を残せるようにしましょう。
実況見分が終わったら
自身の加入する保険会社へ
連絡
しましょう。
保険会社によって必要な資料を
指示されることもありますので
やりとりは正確に行いましょう。
保険会社にきちんと資料を提示
することで
負傷した場合の治療費や
車の修理費などの保険金を
支払ってもらう
よう
資料の手配ができます。
物損事故の場合
  1. 警察への連絡

  2. 事情聴取

  3. 保険会社への連絡

人身事故ではなく物損事故であった
場合も基本的な手順は変わりません
しかし物損事故の場合は行政処分や
刑事処分がないため警察が詳細な
実況見分を行うことはありません
単に事故状況が聴取されるだけです。
ただ、後々事故状況について
争いが生じた場合
に備え
事故の状況は
自身のスマホで画像を残すなど
何らかの工夫を考えてください。
物損事故の場合他人の車両や
駐車場にある壁・フェンスを壊して
しまった場合は「対物賠償保険」
自分の車両が壊れてしまった場合に
「車両保険」が付保されていれば
それぞれ利用できることになります。

 

 

駐車場で起きた事故における過失割合
駐車場内で駐車枠から
後退するまたは前進する
赤自動車と通路を前進していた
青自動車が接触した事故です。
事故の際 青自動車は停止していた
のではなく前進走行していた
という設定です。
駐車場内での
通路を進行する青自動車と
駐車区画から出庫する赤自動車
の事故では、基本の過失割合は
自動車:自動車=30:70
です。
この場合基本的には駐車区画から
出庫する車のほうがより安全に
気を配るべきとされるのです。

 

 

 

駐車場内での
通路を進行する赤自動車と
駐車区画へ入庫する青自動車の
事故では、基本の過失割合は
自動車:自動車
=80:20
です。

車が駐車区画へ入庫しようと
している場合
その近くを走行中の車は入庫を
妨げてはならないと
考えられているためです。

 

 

過失割合をどう評価するかは
事故類型ごとに決められた
「基本の過失割合」に事故個別の
状況を反映するための「修正要素」
を加えて決まっていきます。

最終的には事故体様から客観的に
決めていくことになりますので
ドライブレコーダー
防犯カメラ等の
記録は非常に重要証拠になります

もっとも駐車場内の事故は
道路上の事故とは考慮要素が
異なり 過失割合の判断
も難しいケースが多い
ことから

ドライブレコーダーの記録が自身に
有利となるか不利となるかは
慎重な判断が必要です。