大手損害保険会社は定期的に国民感情を
逆なでする事件を起こしています。
大手4社は
東京海上日動 三井住友海上
損保ジャパン あいおいニッセイ同和
です。
下記は認定された9件の違反行為と
処分の詳細です。
【JERA】
発電事業者の「JERA」が発注した
共同保険の契約をめぐっては、
4社が保険料を事前に調整するカルテル
を結んでいたということです。
最初に不正を自主申告したとみられる
「東京海上日動火災保険」をのぞき
3社で10億6031万円の課徴金の
納付命令が出されました。
【コスモ石油】
石油元売りの
「コスモエネルギーホールディングス」
が発注した製油所の地震保険などの
契約でも4社はカルテルを
結んでいたということです。
最初に不正を自主申告したとみられる
「東京海上日動火災保険」をのぞき
3社で3億3664万円の課徴金の
納付命令が出されています。
【JOGMEC】
独立行政法人のJOGMEC=
エネルギー・金属鉱物資源機構が
発注した火災保険などの入札では
「あいおいニッセイ同和損害保険」
を除く3社は代理店の「共立」を
介して 落札する保険料などを事前に
取り決めていたということです。
最初に不正を自主申告したとみられる
「東京海上日動火災保険」以外の2社で
3億1715万円の課徴金の納付命令が
出されています。
【シャープ】
「シャープ」との保管中の製品などを
補償対象とする共同保険の契約では、
あいおいニッセイ同和損害保険」
を除く3社がカルテルを結んでいた
ということです。
最初に不正を自主申告したとみられる
「東京海上日動火災保険」をのぞき
2社で2億22万円の課徴金の
納付命令が出されています。
【京成電鉄】
「京成電鉄」との間で結ばれた
鉄道事業などの共同保険の契約では
4社が保険料が低くならないよう
カルテルを結んでいたということです。
最初に不正を自主申告したとみられる
「損害保険ジャパン」をのぞき3社で
1億2072万円の課徴金の納付命令が
出されています。
【警視庁】
警視庁の捜査車両の任意自動車保険の
入札では
「あいおいニッセイ同和損害保険」
を除く3社は、落札する業者を事前に
決める談合を行ってたということです。
受注した「損保ジャパン」に
1962万円の課徴金の納付命令が
出されています。
【都立病院】
東京都が発注する都立病院の
賠償責任保険の入札でも
「あいおいニッセイ同和損害保険」
を除く3社は、落札する業者を事前に
決める談合を行ってたということです。
受注した「損保ジャパン」に1698万円
の課徴金の納付命令が出されています。
【仙台国際空港】
今回課徴金の納付命令は出されません
でしたが「仙台国際空港」が発注する
共同保険で地震による損害が発生し
保険金の支払いが増加していたこと
などから
「あいおいニッセイ同和損害保険」
を除く3社が保険料を引き上げる
カルテルを結んでいたということです。
【東急】
東京の私鉄大手「東急」が発注した
保険契約でも 4社が保険料の引き上げ
や維持するカルテルを
結んでいたということです。
上記のどれも
とどのつまり 最悪の場合 消費者に
値上げという形で反映しかねません。
損害保険業界ではいくつもの不祥事が
明るみに出ています。
そういう負の事実を見えなくする
ひとつとして
テレビCMで好感度のタレントを
起用して保険会社のイメ-ジアップを
国民に擦り付けています。
損害保険業界は理念である
公正 公平 中立を再確認して
なくてはならない保険商品を
広めていく使命があるはずですが。
旧態依然の体質から
国民に信任されるように
変化できるのか
これから一人ひとりが注意深く
観察するしかありません。
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