当地石川県は 路面電車は
走っていませんが
全国で17都道府県で走っており
お隣りの富山市・高岡市・福井市など
で現在も走行しています。
主に県内を走るドライバーには
見られない光景ですが移動先の
現地で路面電車に遭遇すると
かなり戸惑うかもしれません。
何年も前に自動車教習所で
習った憶えはありますが
すっかり忘れていると思われます。
そこで路面電車についての
交通ルールを確認してみましょう。
まず『軌道敷』(キドウシキ) という
意味ですが道路上で路面電車が通行する
ための場所のことで 主に敷石や
線によって示されています。
そうでない場所はレール左右に0.6mを
加えた範囲のことをいいます。
軌道敷内のルール
軌道敷内は車の通行は原則禁止です。
侵入して路面電車の通行を
妨害してはいけません。
故意に妨害すると「軌道敷内違反」
となり 違反点数1点 反則金4,000円
(普通車・二輪車の場合)が課せられる
場合もあります。
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ただし例外として以下の場合は
軌道敷内は通行可能です。
1. 右左折、横断、転回のため横切るとき
2. 軌道敷の左側の部分の幅が道路工事や
何かの原因で通行のために十分でないとき
3. 「軌道敷内通行可」の標識で通行が
認められているとき
4. 危険防止のため やむを得ない場合
もしも軌道敷内を走っていて 後方から
路面電車が近づいてきたら すみやかに
軌道敷外に出るか電車と十分な距離を
とるかして電車の通行を妨げては
いけません。
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安全地帯のルール
路面電車で乗客が乗降する場所を
『安全地帯』と呼びます。
安全確保のために設けられた場所で
プラットホームになっているのが
多いようですが 都合により
交差点が近い場合などは
標識を立てて注意喚起しています。
標識以外にも道路標示で
表されています。
プラットホームがない場合は
黄色のラインの内側に白色の
ラインで囲んだ四角のエリアで
示されます。
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安全地帯のルールや注意点は以下です
① 車両は安全地帯に侵入してはいけません。
② 安全地帯の左側とその前後10m以内は
駐停車禁止
③ 歩行者のいる安全地帯のそばを通る
時は徐行しなければいけません。
路面電車が安全地帯で乗客の乗り降りの
ために停車している時は徐行をしてください。
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軌道敷内を横切って右折の場合
軌道敷内がある交差点では
右折するにはどうしてもレールを
またがなければできません。
ただでさえ交差点の右折は
神経を使うのに
そこにもうひとつ電車のことも
考えなければいけません。
交差点の真ん中でかつ
レールの上で右折を待っている時
に限って後ろから
電車が迫ってこようものならば
「早く信号変わってくれー」と
つぶやきたくなります。
では どうやれば無理なく右折
出来るのでしょうか?
まず走行車線上で右合図を
出しながら待ちます。
この際 決して軌道敷内に入らない
ことです。
そして車や路面電車が切れ安全だと
思われるタイミングで進入します。
時間と気持ちに余裕をもって
右折をすることが基本で
大切になります。
例外的に軌道敷内走行が有の場合
原則 軌道敷内を走行することは
禁止ですが例外で「軌道敷内通行可」の
標識がある場合は走行可能です。
ただし 後方から路面電車が接近して
きたときは 邪魔しないように速やかに
軌道敷内から出るか 電車と一定の距離を
保たなければなりません。
よって軌道敷内を車で走行する場合は
より多くの神経を使わなければなりません。
ニュースで路面電車と車の事故のケース
が気のせいかあまり見たことが
ないようにも思います。
地元のドライバーは多分慣れている
のでしょう。
我々石川県民は旅行や出張で他県に
行く時は そこに路面電車があるのか
下調べをして なおかつ基本的な
知識を頭に入れておけば安心、安全です。