2020年交通事故発生件数を
調べたところ
やはりという結果でした。
その理由は車両保有台数が圧倒的
に多い都道府県ということです。

 

交通事故発生件数(人身事故)TOP3
 順位  件数  交差点付近割合
1位  東京  25,642件    53%
2位  大阪  25,543件    54.9%
3位  愛知  24,879件    50.6%


38位 石川    2,025件      58.1%
最も少ない県は鳥取県で628件でした。

 

全国的にみても、人身事故は減少の
一途で2004年の952,720件、
負傷者数の1,183,617人。
2020年の309,000件
負傷者数 368,601人と比べて
件数で約58万件の減少、
負傷者数で約81万人の
減少となりました。
石川県は38位で2,025件。
ただし交差点(付近)事故件数が
TOP3より多い58.1%
というのが気になります。
そこで石川県内の事故多発交差点を
調べてみました。
 1位 広坂交差点   前年比+2件
〃  示野中町交差点      +4件
 3位 元車交差点      +2件
 4位 香林坊交差点     +4件
〃  武蔵  〃      ±0件
〃  新神田 〃      +3件
〃  御経塚 〃      ±0件

ということで、1位から3位の
交差点の特徴を調べてみました。

1位  広坂交差点の特徴
21世紀美術館が隣接する交差点
で、百万石通りと本多通りが交差
しています。
百万石通りは上下線が分離していて
本多通りは車線数が多く
裁判所方面から金沢歌劇座方面に
緩やかな下りとなっている。
朝夕の通勤時間や土日・祝日に
渋滞しています。
交差点の枠が広く 対向車
右折車  歩行者に注意が必要です。

広坂

 

 

 

 

2位  示野中町交差点の特徴
国道8号線と中央通りが交わる
交差点で高架部は北陸自動車道が
走っています。
歩行者地下道がある交差点で
双方とも車線数が多く
高速道の橋脚の中に1部含まれる。
そのため、見通しが悪く右折レーンは
時間帯によりかなり混んでいる。
右折信号の時間が大きい交差点の
わりには短い為なのか
右折ラインが高架脚の下になるため
右折車の台数がかせげないためか
中央通り側右折車は混んでいる。

示野中町

 

 

 

 


3位  元車交差点の特徴
中央通りと昭和大通りが交わる交差点で
周辺には商業施設や住宅街があります。
乗用車やトラックの交通量が多く、歩行者
もたくさん利用します。
昭和通り側2車線の車のスピードが
かなり街中の割には速く、右折車は
注意が必要です。
交差点自体の広さはかなり大きく、
見通しが良すぎるせいか事故が多発
しています。
車間距離や横断歩道利用者の見落とし
に注意してください。

 

元車交差点
上記のレポートはあくまで
人身事故件数であり
物損事故の件数は入っていません。
 石川県警察本部の資料から県内の
物損事故件数を調べたところ
令和2年 26,004件で
前年の令和元年の31,037件より
数で約5000件、率にすると16%
減少しました。