運転する時に、よく目にする
「ガードレール」「ETCバー」、
「信号機」といった道路付帯物。
もしも事故を起こして壊してし
まったら、高い賠償金が必要に
なるものも少なくありません。
もしも壊してしまった時に
いくらかかるのか調べてみました。
①ガードレール
道路の安全確保に欠かせない
ガードレールは、その設置箇所の
多さと比例して事故時に壊され
てしまうことも多々あります。
ガードレール本体の価格は
2mで約3万円。
しかし破損した長さ×単価になり
そこに修繕工事費用も加わること
になります。
高速道路上のガードレールの場合
強度や特殊な加工が必要なため
さらに高額になることもあります。
また 交換の工事費や交換の際に
車線規制をする場合の警備員の
人件費などが加算され 思わぬ
賠償額となるケースもあります。
②電柱
電柱を壊してしまった際
賠償金として必要になるのは
約3万円~数百万円。
電柱そのものの価格は
それほどでもない場合が多いですが
柱上変圧器 (トランス) や電線
など電柱に付属する設備も
壊してしまった場合は
高額になります。
さらに電線を切断して
周囲を停電させたりすれば
当然賠償額も莫大なものと
なる可能性があります。
③ETCレーンの開閉バー
高速道路上にあるETCレーン
の開閉バーの価格は1本約6万円。
このバ-は特殊な素材が使われて
おり 安全を配慮しています。
万がいちバーが開かなかった時でも
安全に停車できるようETCレーン
への進入速度は時速20㎞以下と
されています。
速度超過などの悪質なケースに
おいては損害賠償を請求される
可能性が高いようです。
④案内・交通標識
路肩に立っている小さな標識を
壊してしまった場合の損害賠償
金額は10万円程度ということ
もありますが
交差点で行き先を示す案内標識
のような大きなものでは
工事費を含め300~400万円に
なることもあります。
また、高速道路にあるような電
光式の場合は1,000万円以上と
いう高額になる場合もあります。
乗用車では考えにくいですが
大型トラックなどはありえるため
注意が必要です。
⑤信号機
信号機本体の価格は
約120万円からさまざまですが
倒壊させた場合は
信号柱の価格や工事費用が
加算され約300万円を
超えることもあります。
信号機を制御する制御盤を破壊して
しまうとさらに約100万円程度加算
される場合もあります。
まずは事故を起こさないように
安全運転を心がけることが
大切ですが 万が一の備えとして
対物賠償保険は無制限に
設定しておくと安心です。
オリコン顧客満足度より
ほとんど抜粋