ASVとは Advanced Safety Vehicle
の略称でASVと表示され 安全で
快適な運転をサポートする機能を
搭載した次世代型の自動車を
いいます。
ASVはセンサーやレーザーや
カメラを搭載して 周囲の
危険な状況を察知して
事故を未然に防ぐ技術です。
ASVの技術には主に
以下の6つがあります。
どういうものか見てみましょう。
①衝突被害軽減ブレーキ
車両同士の事故で最も多い形態が
追突事故です。
この装置は追突事故の被害を軽減
または回避するための安全装置です。
車の前部に取り付けられたセンサー
やカメラが 前方の車や障害物を
感知して 衝突しそうになると
警告音や警告灯で回避を促します。
この時 ドライバーが回避行動を
しない場合 車が代わりに
自動ブレーキを作動します。
国土交通省は2021年11月以降
生産される新型車にこの装置を
義務づけると発表しています。
②ペダル踏み間違い時加速抑制装置
駐車場で入出庫を行う際に
ブレーキ操作とアクセルを誤って
しまうことがあります。
この装置は 車載のセンサーが
障害物を感知している状態で
誤ってアクセルを踏み込んだ場合
警告音でドライバーに知らせ
同時にエンジンの出力を抑え
数秒間急発進を抑制する
先進安全装置です。
③車間距離制御装置 (ACC)
高速道路で前車との間隔を
一定にして走りたい時に
この装置が補助してくれます。
車の前部に取り付けられた
センサーが前の車を感知して
システムがアクセルとブレーキを
操作することで車間距離を
一定に保ち
『ドライバーの疲労軽減』
『車間の安全確保』
『サグ部 (下り坂から上り坂に変化
する場所) での減速を防ぐことに
よる渋滞緩和』に貢献します。
④車線逸脱警報装置
この装置はドライバーが無意識の
うちに車線をはみ出しそうに
なった時 ドライバーに警告し
正しい位置に戻すことで安全運転を
支援します。
車の前部に取り付けられた光学式
カメラセンサーにより 道路上の
白線や黄線を感知します。
⑤リアビークルモニタリングシステム
自動車にはミラーでは
見えない死角が左右の
斜め後ろに存在します。
このシステム
(後側方接近車両注意喚起装置)は
この死角に他の車がいることを
ドライバーに知らせ
目視範囲外によって発生する
事故を防ぎます。
センサーは車の後部側方に取り
付けられていて インジケーター
表示や警報ブザーで
ドライバーに知らせます。
⑥自動切替型前照灯
車の前部に取り付けられた光学式
カメラセンサーによって
ハイビームとロービームを
状況に応じて自動で切替える
先進安全装置です。
夜間の走行はハイビームが基本です。
ハイビームは歩行者や障害物の
早期発見を促し 事故防止に
効果があります。
以上の主な先進安全装置を搭載した
新型車が生産されていけば
自動車事故は確実に減少していく
ことになります。
しかしながら
車を操作するのは人であり
あくまで先進安全装置は
ヒュ-マンエラ-を補助して
くれることを よくよく
理解することが重要です。
言い換えると 100%安全ではない
ことを忘れてはいけません。
JAFより一部抜粋