警察庁はこのほど 2018年中の
交通事故発生状況を発表しました。
それによると 2018年に発生した
交通事故の件数は 前年より
41,820件少ない430,345件
(-8.9%)でした。
2004年(平成12年)からは
実に半分以下になりました。
2018 交通事故発生件数

 

 

 

負傷者数は同56,155人減の
524,695人(-9.7%)でした。
死者数は同162人減の3,532人
(-4.4%)と3年連続で
4,000人を下回り 2年連続で
統計開始以来最少となっています

 

 

2018 交通事故死者数推移

 

 

 

 

事故発生件数は
2004年以降減少傾向で
近年の交通安全の意識の高まりと
自動車安全性能の向上によるもの
と考えられます。
一方で65歳以上の高齢者の
死者数は 絶対数こそ
昨年より54人少ない
1,966人でしたが、
死者数全体の過半数を占めており、
その比率は統計を開始した2008年
から毎年上昇傾向にあります。
衝突被害軽減ブレーキをはじめ
とした先進安全装置の装着率は
年々高まっており それらの
機能も急速に進化しています。
また国連欧州経済委員会は
乗用車や小型商用車に対して
衝突被害軽減ブレーキの搭載を
義務づける規制案に
日本 EUなど約40ヵ国・地域が
合意したと発表し 2020年初頭に
発効する予定としています。
人口減などを理由として
保有台数の減少も確実視される中
事故発生件数は今後も
減少し続けると考えられます。

 

 

プロトリオスから一部抜粋