ホワイトアウトは雪や雲、霧などで
視界全体が奪われてしまう
現象をいいます。
山間部はもちろん
時には市街地でも起きます。
ホワイトアウトが起こると一瞬で
数十cm先でさえ見えなくなるので
運転は危険を伴います。
その中でも雪道で起こりやすい
吹雪や地吹雪が原因で起こる
ホワイトアウトについて
調べてみました。
ホワイトアウトが起こりやすい条件
① -2℃未満の寒い日
② ある程度積雪がある
③ 強風が吹いている
など、サラサラ雪が高く積もって
いると 強風によってホワイトアウト
が発生しやすくなります。
事前に大雪や吹雪が予報されて
いるなら対策も打てますが
積もった雪が強い風で巻き上げられる
ホワイトアウトは晴天でも発生します。
風雪注意報や暴風雪警報にはこれらの
注意警戒が含まれているので
気をつけなければいけません。
ホワイトアウトの対処法
① ハザードランプを点ける
ホワイトアウトでは
ブレーキランプも見えないケース
が多く非常に危険です。
初めにハザードランプを点けて
対処します。
② ゆっくりと減速する
その後、路側帯や店舗の駐車場
など安全な場所に停まれれば
一安心です。
無事に停車出来る場所が見つか
らない場合は、走行軌跡や前を
走る車両のテールランプを頼り
に時速5km/h~10km/hで
ゆっくりと走るしかありません。
間違っても 走行車線で何分も
停車することは避けてください。
後続車が追突する可能性が大です。
③ ヘッドライトは場合によっては
点けない
「前照灯」の点灯は状況により
控えた方が良いこともあります。
そしてハイビームは絶対に使わ
ないでください。
④急ブレーキ 急ハンドルは行わない
ホワイトアウト発生時に限らず
雪道での急ブレーキや急ハンドルは
危険なのでやめましょう。
特に高速道路でホワイトアウト
が発生した時には気づいた時に
前方車に追突しそうになって、
急ブレーキや急ハンドルを切っ
てしまうことになるためです。
激しいホワイトアウトでは視界が
数cmしかありません。
そのためドライバーはわずかに
見えるライトやテールランプを頼りに
運転するしかありません。
このような時に前照灯をハイビームに
するのは危険です。
ホワイトアウトは空中に浮遊する
雪に光が散乱、吸収、反射され
視界が真っ白になります。
そんな時に強い光のハイビーム
にすればますます視界が見づらく
状況が悪化します。
そういう時はフォグランプや
リヤフォグまたはポジションランプを
点けて 周囲に注意を促しましょう。
フォグランプはフロントバンパーに
装着されている低い位置の
ものが最適です。
正常な感覚を失うホワイトアウトに
遭遇した場合には周囲に安全な場所を
見つけて停車するか
最悪路側帯であればハザードランプを
点けて停車するしかありません。
そこでホワイトアウトが収まるまで
やり過ごすしかありません。
理想のやり過ごし方として
車は駐車場に停めて乗員は建物に
避難出来ればよりベストです。
もしも駐車できても避難できない場合で
一向に天候が回復せず危険を
感じた場合は 道路緊急ダイヤル
(#9910 24時間受付無料)
または警察 110番に救援の連絡も
できます。
自然災害は度々 私たちの想定を
大きく超えて襲ってきます。
常に警戒を
怠らないようにしたいものです。