青地に白文字で書かれている「外」や
白地に青文字で書かれている「領」が
頭につくナンバープレートを通称
「外交官ナンバー」といいます。
日本で各国の大使館や領事館が
使用する車に発行されていて
外務省が管轄して発行しています。
4桁ならば上2桁が
5桁ならば上3桁が
国別の番号で 例えば
アメリカは82OOや
カンボジアは111OOになります
2020年末で全国に約2000台
が登録されているそうです。
大使館とは
国交のある外国の首都に大使が
駐在し相手国政府との交渉や連絡
情報の収集 在留邦人の生命や
財産を保護することが主な任務です。
領事館とは
国交のある主要な都市に置かれて
在留邦人の保護や通商問題の処理
情報の収集 文化活動を行っています。
外交官特権という権限は
「外交関係に関するウィーン条約」
によって
身体の不可侵(逮捕されない)
裁判権の免除
(司法によって訴追されない)
ことが保証されています。
この特権の更なるすごいところは、
他国に入国する時には
所持品を通関せずに持ち込めて
しまうところです。
そんな特権がある外交官は
スピード違反や信号無視や飲酒運転を
しても処罰されることもないようです。
たとえ警察官に取り締まられても
せいぜい口頭注意で はい終了。
日本の法権が触れられないような
外交官特権は国内の法律では
「 特権優遇者 」とでも表現したら
よいのでしょうか?。
そのためにナンバーは「外」と記された
封印がなされ車検制度はありません。
また、駐車違反の反則金を支払わないと
一般国民は次回車検を受けられませんが
外交官ナンバーは何も困ることは
ありません。
例えば「外交官ナンバー」が死亡事故を
起こしても逮捕も処罰もされないことは
前述していましたが
相手(被害者)への賠償もしなくても
よいの? と考えてしまいます。
外務省はナンバーを発行するときには
自賠責でなく(車検制度関係ないため?)
任意保険の加入を
義務付けているそうです。
であれば、相手への賠償は全くないこと
は無いようになります。
ましてや死亡事故をメディアで
報道されれば その国のイメージや
評判にも傷がつくとなると
本国政府が怒ることになり兼ねず
100%やられ損になることは
ないようようです。
あと細かいことで
外交官ナンバーは揮発油税(ガソリン税)
が免除されていて
(移出に係る揮発油の外国公館等用免除
によって)
ガソリンスタンド店頭価格より約55円
安く給油できるそうです。
ガソリンが高騰している今の時期
何ともうらやましい限りです