平成20年の道路交通法改正により
全ての座席でシートベルト着用が
義務化されています。
ということは一般道路も高速道路
も走行する際は全員が
シートベルトを着用しなければ
いけないのです。
しかし、データが示している
ように、高速道路で後部座席
同乗者の約7割がシートベルト
非着用で亡くなっています。
後部座席では、衝突時に前席の
ようにハンドルやフロントガラスに
直接ぶつかることはなく、
シートベルトは必要ないと考え
がちですが、実際には車内で振
り回され頭や体をうったり、車外に
放出されるケースが
少なくありません。
一般道路でも高速道路でも後部
座席のシートベルト着用は義務です
後部座席のシートベルト着用に
ついては道路交通法の第71条
によって定められています。
では、罰則についてはどうかと
いうと高速道路が違反の対象に
なり一般道では口頭注意に終わ
るとのことです。
違反点数は行政処分として
1点の減点になります。
こういった背景のせいなのか、
一般道での後部シートベルト着
用は3割程度と言われ、なかなか
定着に至りません。
後部座席シートベルト
非着用による危険性
万が一、事故が起きると周囲の
人も被害に巻き込む危険があります。
危険のケースとしては、
・全身の強打
・前席への被害拡大
・車外への放出 etc
特に車外への放出の場合は身体が
道路にたたきつけられた上に、
最悪のケース、後続車や対向車に
轢かれてしまう場合も考えられます。
また、その数は着用時に比べて
22倍も上がるデータも残っています。
一般道路でも事故の際は想像以上
の衝撃が加わるので、大切な家族や
友人を同乗させた場合は着用を
徹底してください。