国土交通省によると
鉄道における運転事故は
列車事故  踏切事故  人身事故
物損事故などがあります。
令和2年の発生した
踏切事故は175件
死傷者は124人 うち76人が
亡くなっています。
全体の運転事故の総数が
518件なので
踏切事故は全体の
約34%にもあたります。

 

踏切事故を原因別で見てみると
約半数が 直前横断で57%
次位が落輪 エンスト 停滞が30%
側面衝撃 限界支障が約7%
となります。
直前横断とは
電車が接近しているのに
車両や人が無理にか不注意か
踏切に進入して
電車と衝突すること。
側面衝撃 限界支障とは
車両などが
通過中の電車に接触することか
または
歩行者などの停止位置が不適切で
電車と衝突することです。
また踏切事故において
自殺は鉄道の「 運転事故 」には
扱われておらず 件数には
カウントされないようです。
踏切事故内で電車と衝突した
対象物を見てみると
最も多いのは歩行者で93件
(事故に占める割合43%)
次位が自動車で87件
(同40%)
軽車両が27件
(同12%)となり
約83%が自動車と歩行者での
数字になります。
今度は年齢別にみると
最も多い年代が70代で
        21% 44件
次位が 80代で19% 40件
その後が60代で17% 35件
60歳以上の高齢者が
全体の半数を占めています。
とにかく踏切事故を防ぐには
警報機が鳴っているにもかかわらず
踏切には侵入しない事に尽きます。
そして踏切の手前では
必ず一時停止をして
横断先に自分の車のスペースが
あるかを確認してから
踏切を横断することが絶対です。

 

それでも万が一何らかの
トラブルで 遮断機が下りて
踏切内に閉じ込められた場合の
対処法を調べました。
まずは慌てずに周囲の状況を
確認することが必要です
遮断機が下りてから 少なくても
30秒間は電車が来ないので
その間に対処すれば
大きな事故にはならないのです。
脱輪してなく前後に車を動かせる
状態ならば
遮断棒の外側のスペース
(退避スペース)が
空いている所を探してください。
他の車に注意を払い
遮断機の遮断棒は
車で押しても破損せず
上に上がるようになっています。
もしも誰か周りに サポート
してもらえる人がいるのなら
人の手で遮断棒を上にあげれるので
スムーズに踏切内から
脱出できるでしょう。
次にエンジントラブルや脱輪などで
車が動かない場合はためらわずに
非常ボタンを押してください。
非常ボタンは警報機や
その周辺にあります。

もしも遮断機のない踏切の場合は
助手席の足元にある発煙筒を使い
向かってくる電車に可能な限り
早く 緊急事態を
知らせなければいけません。
発煙筒の使い方は蓋を開け
中にある中蓋と先端を擦れば
着火します。
マッチ棒の要領で舗装地面に
擦っても着火できます。
詳しくはyoutubeで
意外と知らない!

 

令和4年末の資料で
この石川県は305か所の
踏切が存在します。
同じ国土交通省北信越運輸局内の
新潟県は857か所
長野県は1087か所あり
比較するととても少ない
踏切数になります。
しかしドライバー自身が
踏切を渡る回数が
リスクと比例するので
毎回踏切直前では
しっかり一時停止をし
注意して渡りたいものです。