つい先日起きた西日本豪雨
の水害により
被災された方々の身になって
備えと対策を考えます。

河川決壊

 

 

 

 

 

 

台風やゲリラ豪雨による雨量
の増加で 土砂災害や河川
の氾濫、道路の冠水などで
家屋や車に損害がおよびます。
事前情報を収集して安全確保を
優先に行動しなければいけません。
それでも自然という相手では
巻き込まれる事態もあり得ます。
では、そうなった時にどうやって
リスクを 減らすかを事前に
考えて対処するべきです。

当研究所は車に関してどのような
リスクヘッジがあるかを調べました。

 

① 車両保険

自然災害の中の台風や豪雨に
よって車が損害 にあった場合には
車両保険の一般車両
(オールリスクタイプ)と
車対車プラスA
(エコノミータイプ)の
どちらでも保険金の支払い対象です

自然災害かどうかを区別するのは
①急激的 ②偶然的 ③外来的
の3つに当てはまればそのように
判断できます。
ただし、地震が原因で起きた災害
については 当てはまりません
( 特約をつけることもできます )

もう少し詳しく見ると

①台風や暴風により近くの
看板が飛んできた。
または、隣の敷地の木が
倒れて車が損傷した。

②大雪で住宅の屋根雪が
落ちて車が損傷した。

③豪雨により土砂崩れに
巻き込まれて全損や全壊になった。

④ガード下で渋滞に巻きこまれ、
そのまま水没してしまった。

⑤近くの河川が決壊して車ごと
水没してしまった。

などで、

 

洪水

 

 

 

 

①急激 ②偶然 ③外来
が、どれにも当てはまる
ということです。
保険金の額は免責金額
(自己負担額)を ひいた金額が
保険金として払われます。
(免責0ならば
損害額全額が払われます)

 

なお全損(金銭的 物理的)の
場合は免責金額 は引かれませんが
限度額プラス全損時諸費用
が  ~10%までの範囲で
加えられます。
(保険商品によって要確認)
自然災害で保険金請求の場合は
1等級ダウン で負担は事故請求
よりも軽くなっています。

土砂災害

例にすると
車両保険 250万円
免責金額 10万円
車の損害額が280万円となった
場合、保険金額を超えるため全損
となり、免責金額10万円は差し
引かれず、また全損時諸費用が
25万円で
250万円 + 25万円 = 275万円
が支払い金額になります。
(保険商品によって要確認)
車の損害額が160万円の場合
分損となり
160万円-免責10万円=150万円
の金額で車を買い替えるか
修理するかという選択になります。

 

②人身傷害保険・搭乗者傷害保険

こちらの保険は車の乗車中に起きた
傷害を担保してくれるものです。
例えば 自分の車に乗車中で
台風や豪雨で土砂崩れが起き
車ごと巻き込まれ
命からがら助かったとした時に
人身傷害の場合には
治療費や後遺障害金あと
交渉次第で慰謝料も支払い対象に。

長期入院の場合は休業損害も
当てはまります。
また、最悪死亡した場合は
葬儀費や逸失利益などが支払われます。

 

松葉杖

また人身傷害保険は特約で交通事故で
車の乗車中以外の事故も担保できる
商品もあります。 (要保険商品確認)
例えば
①避難中に道路上で転んで
骨折してしまった
②電車に乗ろうと慌ててホームの
階段から落ちて 大ケガをした
というふうにリスクを大きく取れる
便利な商品に入るのも備えの1つです。

 

搭乗者傷害は治療費だけに限定され
保険商品により支払い規定も様々
でありここでは割愛します。
詳しくは保険代理店にお尋ねください

 

そして、忘れずに憶えていて
ほしいのが
人身傷害も搭乗者傷害も
この傷害保険だけを請求した場合は
( 車両保険や対物保険は使わない )
等級ダウン事故にはなりません
次回の更新は1等級割引の
契約ができることになり
大きなメリットがあります。
(要保険商品確認)