日本国内における
「歩行中 自転車乗車中の
死者数」 の割合は
先進7ヶ国の中で
最も多いとの数字があります。
歩行中 自転車乗車中の死者数
のうち 約半数は自宅から
500m以内で発生しています。
身近な生活空間の安全意識を
高めていくことが
重要になります。
自宅からの距離別死者数
(歩行者、自転車)
500m以内 ー 50%
1km以下 ー 17%
2km以下 ー 11%
2km以上 ー 22%
幹線道路の交通事故件数は
平成16年は72万件で
令和2年は22万件で70%減少。
生活道路の交通事故件数は
平成16年は21万件なのが
令和2年は8万件で62%減少。
交通事故死者数全体の約半数が
歩行中 自転車乗車中
さらに歩行中 自転車乗用中の
死者数の約半数が
自宅から500m以内で発生。
自分の経験や周りの話を
聞いてみると
「事故の大半は
自分のエリアで起こる」
と言えます。
自分のエリアとは
1.自宅周辺
2.(努めている)会社の周辺
3.日常いつも通行する道路
などの
いつも生活上使う範囲です。
歩行者もドライバーも
見慣れた景色や風景が
安心感を誘うからなのか
注意散漫になるのでは
ないでしょうか。
また 運転で目的地までの
道のりが何通りもあれば
普通は幹線道路を選んで
いくことが多いはずですが
時間がない時や
渋滞していて間に合わない時は
裏道を抜けようとします。
こんな時ドライバーの気持ちは
回り道を選んだのだから
前を走っていた車よりも
合流地点で前に出ていたいと
無意味な競争を連想してしまい
スピードを出してしまう
一因になりかねません。
本来は急ぐ時ほど 細心の注意
を払わねばなりません。
平成29年から令和3年までの
5年間において
時間帯別の死亡事故の件数を
調べると17時、18時、19時台
3つの時間帯が吐出しています。
この時間は季節や場所によっても
地域差はありますが
「夕暮れ時」や「日暮れ時」
と呼ばれる時間帯です。
そしてその形態を調べると
「自動車対歩行者」が約半数で
最も多くなっています。
そしてその9割が歩行者が横断
している時に発生しています。
その歩行者の横断のうち
約8割が「横断歩道以外」で
発生しており
歩行中死者の約7割に
法令違反がありました。
この対策としては
夕暮れ時や夜間は
歩行者から自動車は見えても
ドライバーから歩行者は
見えにくいものです。
ドライバーにも分かりやすく
目立つ色の服を着ることや
ペンライトのような
光る様なものを身に着けるなど
工夫が必要です。
また、ドライバー側からは
夕暮れ時は早めに
ライトを点灯し昼間よりも
速度を抑えることが
効果的に思われます。
冒頭のとおり
特に高齢者の死亡事故の
約7割は歩行中の事故で
そのうちの約8割が
自宅から500m以内で
発生しています。