世の中でいったい
どれくらいの交通事故が
起きているか 考えたこと
ありますか?
人が生きているあいだで
自らがクルマを運転して
交通事故を起こす確率は
国内で運転免許証を保有している
人の数と年間の交通事故発生数から
概算値を割り出すことができます。
警察庁が公開している統計によると
2022年における交通事故の
発生件数は30万1,193件です。
2022年の運転免許保有者数は
8,184万549人です。
これらから
年間の交通事故発生率を計算すると
以下のとおりになります。
30万1,193件÷8,184万549人
×100=0.36%
四捨五入をして約0.4%で考えると
およそ250人に1人の割合で
運転手が1年間に交通事故を
起こしていることが分かります。
年間で考えると1%にも
満たない数ですが
50年間車を運転し続けた場合
0.36%×50年=約18%の運転手が
交通事故を起こす計算です。
なお運転免許保有者の中には
免許を持っているだけで全く
運転をしないペ-パ-ドライバー
も含むため
日常的に運転をする人だけに
絞った場合
分母はもっと少なくなるため
交通事故を起こす確率も
やや上昇すると考えれます。
ではクルマを運転しない
免許を持たない一般の人も
含めた交通事故に遭う確率は
交通事故発生件数と
日本の総人口から
導き出すことができます。
総務省統計局の発表によると
2022年12月1日時点の
日本の総人口は
1億2,486万1,000人です。
2022年の交通事故発生件数は
30万1,193件なので
人生で交通事故に遭う確率を求める
計算式は以下のとおりです。
30万1,193件÷1億2,486万1,000人
×100=0.24%
あくまで概算なので
0.24%を0.25%におきかえて
計算してみると
およそ400人に1人が交通事故に
遭っていることが分かります。
平成30年からの5年間で
発生件数は マイナス約13万件
死者数は マイナス922人
負傷者数は マイナス約17万人
と 着実に減ってきています。
近年は、電子制御機能が
搭載されている車が多く
衝突軽減ブレ-キや
車線逸脱防止装置など搭載した
クルマが主流になりつつあり
以前に比べると交通事故発生件数
は減少してきていますが
車を運転する以上
交通事故を起こす確率はゼロでない
ことを常に意識して
ハンドルを握りましょう。