警察庁は 令和4年1月~12月の
交通事故死者数を公表しました。
発表によると全国の交通事故の
発生件数は 30万1193件
負傷者数は35万6419人でした。
また交通事故死者数は2610人で
前年比26人減 (1.0%減)

となりました。
これは警察庁がとる統計で
6年連続で最少を更新しました。
統計を取り始めた1948年
(昭和23年)以降6年連続で
最少を更新.
最多だった
1970年(昭和45年)の1万6765人
と比べて 約85%減少しました。

 

 

 

 

 

 

全国で死者数が最も少なかったのは
鳥取県の14人(前年比5人減)でした。
1.鳥取県 14人 (-5)
2.島根県 16人 (+6)
3.石川県 22人 (-4)
4.徳島県 23人 (-9)
4.佐賀県 23人 (±0)
 

なかでも例年と違うのは
2022年3月下旬に
まん延防止等重点措置が
解除された影響なのか
5月の死者数が
例年と比べて増加しました。
人身事故の発生場所は
”交差点 及び 交差点付近’’
が約4割を占めています。
これは車同士の事故だけでなく
歩行者や自転車との事故も
多いことがわかります。
都道府県別でみると死者数は
大阪府が最多の141人
愛知県が137人

東京都の132人と続きました。
また65歳以上の高齢者の死者数は
1471人で全体の56.4%を占めました。
政府は21年に策定した
「第11次交通安全基本計画」で
25年までに交通事故による年間死者数
を2000人以下に減らす
目標を掲げています。

 

 

 

 

 

 

2022年の石川県の交通事故概況では
事故発生件数は
1987件 前年比41件増加
負傷者数は2248人 前年比23件増加
死者数は 22人 前年比4人減少
死者数22人のうち
高齢者が13人で
約6割を占めています。
また、石川県の自動車免許人口構成で
みてみると
776,367人で
高齢者65歳以上が 208,003人で
全体の約27%です。
また、若年者の24歳以下の数は
57,884人で
全体の7.5%になるそうです。
そして、警察署別事故死者数をみると
1番多いのは 七尾警察署管内で6人
次が 金沢中署管内で 5人
その次が 小松警察署管内と
輪島警察署管内で3人となっています。
主な、車両等の運転者(自転車を除く)
の人的原因別をみると
前方不注意(脇見運転含)  12.4%
携帯電話 考え事等     11.3%
安全不確認         51.8%
判断の誤り等        17.4%
で 
全体の9割以上を占めます。