事故現場から車輌を
修理事業所へ搬入して
相手保険会社との交渉に
なりますが
ここでまた大きな勘違いが
起きることがあります。
民法において 損害賠償責任は
生じた損害を金銭に置き換えて
支払わなければいけません。
損壊した車の賠償となれば
言い換えると
財産権の侵害にあたります。
クルマの修理費・代車使用料・
休車損害・レッカ-費用
駐車保管代金などがあります。

クルマの修理費において
年式や車種により経済的全損になり
(修理費がクルマの価値を
越える)
保険会社は独自の資料の
レッドブックを用いて
クルマの時価を主張します。
レッドブックとは
中古車の業者間の流通価格で
自動車販売業者の仕入れ価格を
掲載している月刊誌です。
あくまで
参考資料程度と考えられます。
ここで勘違いしていけないのは
クルマの時価は前述のとおり
財産権の侵害であり
その根拠は
市場価格において回復するもの
であり事故直前の状態に
もどすには
車両価格だけでは公道を
走れません。
登録諸費用などの付随費用も
含んだ
乗りだし価格を
全損価格としなければ

事故直前の状態には戻りません
保険会社主張の時価が
例えば
50万円だとしても
実際にはインターネット上で
中古車雑誌の情報を調べると
同車種で同グレ-ドで同年式の
似たような走行距離のクルマを
諸費用込の価格で見積ると
100万円になりました
なんていうのはザラです。
保険会社の主張の金額で買えるものが
ないことが明らかに理解できます。

間違っても保険会社の主張を
ホイホイと信じて示談交渉を
決着させれば
相手の思うツボなのです。
交渉なので相手を納得させさえすれば
違法でも詐欺でもないのです。
保険会社は営利企業であるため
少しでも支払いの額を
減らそうとしてきます。
それはおかしな事では
ないのですが
行き過ぎると保険会社の
被害者救済という大義は
どこに行ったのかわかりません
詳しくは youtubeの動画

 

事故処理の交渉で気をつけるのは
保険会社の主張を鵜呑みに
しないこと
おかしいな思えば
詳しい人に相談や
自分で調べること