全国の交通事故件数は
前年より7,072件増の
30万7,911件
負傷者数は8,426人増の
36万5,027人でした。
また死者数は2,678人で
前年比68人増で
都道府県別では
大阪が148人で2年連続最多
次位が愛知県で145人
東京都が136人と続きます。
状態別死者数は全年齢で
「自動車乗車中」は減少。
その一方で「二輪乗車中」
「自転車乗車中」「歩行中」
は増加でした。
そして その中の「歩行中」
が全年齢で最多でした。
2022年の統計では
日本の死者の中の「歩行者」
の割合が 36%
アメリカの死者の中の
「歩行者」の割合が17.4%
ドイツの死者の中の
「歩行者」の割合が13.2%
と先進国の中でも
日本が突出しています。

この差は道路事情なのか、
思考の意識の差なのか
はわかりませんが
歩行者事故が多いのは現実です。
状態別で見てみると
歩行者は 歩行中死者数
2年連続で増加中
事故別では65歳未満は
「路上横断」
65歳以上は
「横断歩道以外横断中」が多い。
時間帯別でみると朝8時台が
最も多く 次いで夕方4時台
5時台と続きます。
自転車は自転車乗用中死者の
約半数が「頭部」を損傷し
そのうち約9割がヘルメット
非装着でした。
人身損傷主部位別死者数において
346人の中で
頭部が174人の50.3%
頭部に続き多いのは
胸部が47人
頸部が42人
窒息 溺死等が30人と続きます。
1番多い頭部の中で
ヘルメット着用は14人(8.0%)
非着用が159人(91.4%)
着用不明が1人(0.6%)でした。
ここ近年歩行者対自転車の事故が
増加傾向にあり 未成年とお年寄り
の負傷が増えていると認識できます。
それでも平成25年の601人の
死者数からみると
令和5年は346人と約4割減になり
減少傾向にあります。
自動車では乗車中死者の
約4割がシートベルト非着用
携帯電話等使用による事故原因が
増加傾向。
75歳以上の高齢運転による
死亡事故は増加傾向
人的要因別は75歳以上は
「操作ミス」が多い。
二輪車においては
自動二輪車 原付自転車
ともに死者数が増加。
通行目的は自動二輪が
「ドライブ」「観光・娯楽」
原付自転車は
「通勤」「業務」等が増加。
事故類別では「右折対直進」
の事故が大きく増加で
この形態で直進車が二輪車の場合
乗用車・貨物車と比べて
速度が速い傾向にあります。
特定小型原動機付自転車の事故は
令和5年7月以降で85件
相手当事車は「四輪」が約3割
「歩行者」が約2割
「自転車」が約1割で
東京と大阪で多数発生しています。
飲酒運転は死亡事故は減少したが
重傷事故が増加。
飲酒事故における死亡事故率は
飲酒事故以外と比較して
約6倍になるとのことでした。